国家主席の意味とは?首相との違いは?

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社会や歴史などの授業で
たまーに耳にする「国家主席」。

ニュースも習主席、とか
習近平国家主席と報道しています。

偉い人なんだろうなぁってことはわかるけど、
日本にもいる「首相」やアメリカの「大統領」とはどう違うの?

と聞かれると、答えにつまってしまう……
そんなことって、ありませんか?

そもそも、中国には国家主席がいるのにそれとは別に首相もいます

それぞれどんな形で政治をしているのか、
どっちが偉いのかとか、気になっちゃいますよね!

ここでは、国家主席についての歴史や、
「首相」「大統領」などとの違いについて詳しくご紹介します!

国家主席とは?~中国の国家主席の歴史(前編)~

国家主席の意味って?首相とはどう違うの?1

まず、そもそも国家主席とはどんな存在なのかを紹介します!

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国家主席(head of state)とは・・・

アジアにある社会主義国の中で、元首にあたる人の職名です。
(元首:ある一つの国の首長。最も偉いリーダーのようなもの。その国の代表。)

共産党の人たちで、45歳以上の人たちが選挙で決めます。
任期は5年で、3回以上選ばれることは禁じられています。

アメリカでいうと大統領、日本でいうと天皇・・・のように、
その国においてゆるぎない存在とされているのが「国家主席」です。

中国と国家主席の誕生

1949年の10月、「中華人民共和国」が誕生しました。
そのとき、毛沢東という人が「中央人民政府主席」という役職に就きました。
 
その後、1954年にこの国の憲法がつくられ、
改めて「中華人民共和国主席」がつくられました。

これが、上にある「国家主席」のことです(毛沢東が就任)。
 
しばらく経って、「文化大革命」が起きました。

その革命により「国家主席」という役職になる人はいなくなりました。。

その代わりに、国家副主席が国家主席の仕事をしていましたが、
1975年に国家主席というもの自体がなくなってしまいます
 
この後、国家主席と同じようなはたらきをすることになったのは、
中国共産党中央委員会主席」や「全国人民代表大会常務委員会」。
 
中でも、「全国人民代表常務委員会」のメンバーである人たちが、
国の最高のリーダーの役割を担うようになりました。

中国の話なので、どうしても漢字が多くなって
読みにくい感じがしますが(シャレじゃないですよ!)、

中国の歴史の中で、一時とはいえ、
国家主席がいなくなっちゃう時期があったなんて、
ちょっと意外ですよねぇ!

さて、この後ですが・・・

~中国の国家主席の歴史(後編)~

国家主席の意味って?首相とはどう違うの?3
 
1982年、鄧小平(とうしょうへい)が中国を治めている頃。
「国家主席」が復活しました。

ただし、「儀礼的国家元首」として。

1度なくなってしまう前の「国家主席」とは、少し意味が違うのです。
 
今回の国家主席はシンボルのような存在で、
それになる人の名誉をたたえるための役職です。
 
つまり、前ほどのはっきりとした威力は持ち合わせていないのです。

しかし、 「第二次天安門事件」によって世の中が混乱したとき、
象徴であるはずの国家主席が、政府や国内に強い影響を与えました。

それでは困る!と考えた人たちがいます。

それは、国家主席が復活する前に、その代わりに仕事をしていた人たちです。

そこで、江沢民(こうたくみん)という政治家が名乗り出ます。

彼は、1993年、国家主席に就任しました。

もともと「中国共産党中央委員会総書記」、「中央軍事委員会主席」という役職を
持っていましたから、それに加えたかたちでの就任でした。

そうして、

中国共産党では「党」、
国家主席では「国」、
軍事委員会では「軍」、

のトップになり、権力が一点に集中するようになりました。

鬼に金棒というか、最強の権力を持った大親分って感じですね。

これは、今でも続いています。

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主席の意向と日本の関係

いかに現在の国家主席が強大な権力を持っているかが
お分かりいただけたかと思います。

ところで、最近よく注目される反日思想、教育ですが、
前述の江沢民の主導による影響が非常に大きかったのです。

これは、不当に日本の立場を貶めるものでした。

最近の日中の関係の冷え込みを見ると、
日本人としては諸悪の権化として分析する人も少なくありません。

その後の胡錦濤主席の時は、
あからさまな日本叩きは行われなかったため、
大分落ち着いていました。

問題は胡主席の後の習近平主席の時です。

習主席は反日政策を推し進めたため、尖閣諸島問題を代表に、
あわや一歩間違えれば戦争が起こるような事態にまで
日中関係は悪化しました。

また、経済的な問題として、中国国内で暴動的な反日デモが起こり、
多くの日本企業が中国から撤退せざるをえない状態となり、
大きな悪影響を及ぼしました。

このように、主席1人の動向で、
反日かどうかの流れも大きく変わるのです
(政治なので、その時の国内外の情勢による影響もありますが)。

上でも書いたように、
国家主席の存在がいかに強大かをうかがわせますね。

さて、話を戻しますが、
次は中国における国家主席と首相との違いについてです!

中国での国家主席と首相との違いは?

中国の「首相」は、行政機関である国務院のトップのことです。

つまり、首相は、議会や行政などの権利だけを持っています。

中国では、一党独裁の共産党の影響力が非常に強いです。

これまでに述べてきたように、国家主席は、
党・国・軍の全てでトップです。

当然、首相よりも大きな力を持っているのです。

日本では首相というと、
国家主席や大統領ほどの権限はないものの、
実質的には政治のナンバー1です。

中国における首相とはえらい違いですね。

中国での首相は、主席の子分の一人でしかない感じです。

中国の首相の政治活動は、
日本でも大したニュースにならないのもうなずけます。
 
他にも、中国には総書記書記長がいますが、
総書記は中国共産党の最高責任者
書記長は政党や労働組合でのリーダーです。
 
やはり、より強い権力を一度に束ね持つ国家主席には
到底敵わないのが現状です。

以下、補足となりますが・・・

ほかの国のトップについて

国家主席の意味って?首相とはどう違うの?2

大統領
 大統領制や独裁体制の国でよくみられる体制。
 アメリカやオーストラリアなど。

宰相(さいしょう)
 君主に命じられて、宮廷で国政を補佐する人。
 ドイツ(連邦共和制)などにいる。
 首相とほぼ同義の場合もある。
 
内閣総理大臣
 行政を動かす「内閣」の首長。特別職国家公務員。
 日本は代表的な例。
 形式的ではあるが、民主主義を名乗る北朝鮮も
 内閣総理がおかれている。

総書記、書記長
 主に共産主義国においての最高責任者であるが、
 日本人としては北朝鮮のトップというイメージが強い。

総統
 旧ナチスドイツにおける最高指導者(アドルフ・ヒトラー)。
 独裁者のため、圧倒的な権力を誇っていた。

まとめ

後半部は、国家主席が中国においていかに偉いか
という話になりましたが、本当にその通りです。

中国の国家主席と首相の違いについては、
圧倒的に国家主席が偉いということになります。

また、他国との比較としては、
日本の首相よりはもちろんのこと、アメリカ大統領より
大きな権力を有しているということになります。

しかし、実は中国も一枚岩ではなく、最近では
習主席が軍部を押さえ込めていないのでないか
という説もたびたび浮上しています。

習主席が総合的に強大な権力を持っていたとしても、
中国は軍部自体が強いので、意見や認識の相違が起こると
これを完全に封じ込めるのは難しいという見方です。

いったん軍部が暴走すると歯止めが利かなくなる恐れがあり、
隣国の私たち日本にとってはそれが一番危険なのです。

旧大日本帝国の時もそうでしたが、
軍が力を持つとろくなことになりませんね・・・。

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1件のコメント

  • りー

    GOOD

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